YOSHIさんてんちゃん、前回は私の「国内ひとり旅デビュー」の話をしたけれど、今日はついに**「初めての海外旅行」**の話をしようと思うんだ。



わあ、待ってました!
生まれついての旅人・YOSHI少年の海外デビュー、一体どこへ行かれたんですか?



26歳のとき、新婚旅行で行った「パリ7日間」の旅さ。
往復の航空券とパリのホテル5泊だけがついた、完全自由なプランだったんだ。
でもね、実はこの新婚旅行には、私の中に「もうひとつの絶対的な目的」があったんだよ。



もうひとつの目的……?
パリ以外に行きたい場所があったんですか?



そう、それがベルギーの**「ブリュージュ」**。
高校生の時、当時創刊された雑誌『Saison de non-no』のヨーロッパ旅行特集を食い入るように読んでいてね。
そこに載っていたブリュージュの美しい街並みに完全に魅せられて、「何が何でも、将来絶対にこの街に行くぞ!」って心に誓っていたんだ。



高校時代の誓いを、新婚旅行で叶えに行かれたんですね!
ロマンチックです。
沢木耕太郎の『深夜特急』を読んだり、時刻表で架空の計画を立てていた夢が、ついに現実になったわけだ。



まさにね。
パリ滞在中にチケットを買って、ブリュージュへ1泊旅行に出かけたんだ。
パリ北駅からワクワクしながら列車に乗り込んで、まずは乗り換えのためにブリュッセルで途中下車したんだけど……
さっそくここで最初の試練(?)があってね(笑)。



お、さっそくハプニングの予感ですね。
何があったんですか?



ブリュッセルで、あの荘厳なグランプラスを観た後、「小便小僧(マンネケンピス)」を探しに行ったんだ。
私は知ったかぶりをして奥さんを案内して歩いていたんだけど、これが全然見つからなくてね。
ウロウロしているうちに、結婚したての奥さんから結構マジで怒られちゃってさ(笑)。



あはは!新婚早々、知ったかぶりがバレて奥様の雷が落ちちゃったんですね(笑)。
でも、なんとか念願のブリュージュには着いたんですよね?



うん、着いたのは夕方だった。
駅で貰った地図を頼りに、多少迷いながらも街の中心のマルクト広場にたどり着いた。
目の前に広がる運河、可愛いレースやチョコレートのお店……。
それはもう、自分が思い描いていた以上に素敵な街だったよ。
でも、感動している場合じゃなくてね。
とりあえず「今夜の宿」を探さなきゃいけなかったんだ。



えっ!?
ちょっと待ってください、宿の予約をしてなかったんですか!?



してないんだ(笑)。
今考えると、初めての海外、しかも新婚旅行で、英語もろくに喋れないのに夕方到着してノー予約で宿を探すなんて、かなり無謀だよね。
まぁ、だいたいが楽天家、よく言えばポジティブなんだ。



ポジティブが過ぎますよ、YOSHIさん!(笑)
奥様、小便小僧に続いてハラハラだったんじゃないですか?



どうだったんだろうね(お互い若かったしね)。
でも、広場に面した観光協会へ入って、たどたどしい英語で「この近くで今夜泊まれるホテルを探しています」って必死に聞いてみたら、幸いにも目の前にある『CENTRAL』というホテルを紹介してもらえたんだ。



すごーーい!引き寄せましたね!
(※注:読者の皆さん、この『CENTRAL』という名前、どこかで見た覚えはありませんか?
そう、今まさにこのブログのトップページで2枚目に切り替わる、あの可愛らしいピンクや赤の建物が並ぶマルクト広場の写真です!)



あはは、てんちゃん、よく気づいたね!
そう、あのトップページの写真が、まさにそのマルクト広場とホテル『CENTRAL』のあたりさ。
ホテルは古い建物で、1階がレストラン、部屋はちょっと暗かったけれど、すごく趣があって素敵なところだった。
その日の夕飯は近くの食料品店やパン屋さんで買い込んで、部屋で食べたんだけど、本当に美味しかったな。



夢にまで見た憧れの街で過ごす、ちょっとスリリングで特別な夜ですね。



翌朝の散歩も最高だったよ。
運河沿いの道を歩いて、小さな橋をいくつか渡って、少し開けた河に出ると、思いがけず風車があってね。
街全体が美術館と言われるように、どこを撮っても絵になる。
1日あればまわれる小さな街だけど、やっぱり今でも私の中で「一番好きな街」なんだ。



お話を伺っているだけで、その美しい景色が目に浮かびます……。
高校生の時の夢を、そんな風にダイナミックに叶えてしまうなんて、やっぱりYOSHIさんの旅のポテンシャルは凄まじいです。
でも、旅はまだ前半ですよね?
この後、メインの「パリ」に戻るわけですが、そこでもまた一波乱あったとか……?









