TENちゃんYOSHIさん、こんにちは!
前回は、キャリーケース1つで75日間を生き抜くミニマルな荷造りと危機管理のノウハウについてお聞きしました。
今回はその【後編】として、旅の快適さを大きく左右する「ホテルの探し方・予約術」についてじっくり伺っていきます!



海外ロングステイの快適さは、宿選びで8割決まると言っても過言ではないからね。
最近の私はホテル予約に「アゴダ(Agoda)」をメインに使っているけれど、11年前の世界一周の時は「エクスペディア(Expedia)」をずっと愛用していたんだ。
どちらも仕組みはほぼ同じなんだけど、大切なのは**「1つの予約サイトに予約を集中させること」**。
75日間もあると宿泊数も相当なものになるから、会員ステータスが一気に最高ランクまで爆上がりするんだよ。
そのおかげで、部屋を無料でアップグレードしてもらえたり、朝食がタダでついてきたりと、もの凄く優遇してもらえるメリットがあるんだ。
値段が大きく変わらないなら、あちこち浮気せず1つのサイトを使い倒すのが絶対にお得だね。



なるほど、ステータスを貯めて優遇を受けるわけですね!
実際にサイトで部屋を探す時、YOSHIさんが絶対に譲れない条件や基準はありますか?



まずは何と言っても「立地」だね。
基本的には中央駅や最終目的地となる主要駅から**「徒歩圏内」**の場所を最優先で探す。
重いキャリーケースを引っ張って長く歩くのは大変だしね。
それと「道が入り組んでいない、分かりやすい場所」であること。
海外で夕方や夜遅い時間に着いた時、道に迷うとどんどん焦って危険な目に遭うこともあるからさ。
事前にGoogle Mapsのストリートビューなんかで、駅からのルートを頭に入れて予習しておくのが迷わないコツだよ。
あとは、当時はまだ「無料Wi-Fi」が当たり前じゃなくて、1日1台ごとに高い有料料金を取るホテルもあったから、無料かどうかは必ずチェックしていたね。
最低限、バスタブはなくても「専用のシャワールーム」がちゃんと部屋についていることも必須条件。
エリアに関しては、夜の歓楽街が近すぎたり、逆に人通りが少なすぎる危険地域は避けて、ある程度人通りのある安全なエリアを絞り込んでいくんだ。



クチコミ(評価)やコメントはどのように参考にされていますか?



総合評価が一定以上の高いホテルに絞った上で、コメント欄をよーーく読み込むんだ。
もし、複数の違う宿泊客が「共通して指摘しているデメリット(例えば『隣の音が響く』『シャワーの出が悪い』など)」があったら、それは十中八九本当のことだから、すごく参考になるよ。
それから、条件に合う良いホテルを見つけたら「早めに予約する」のが鉄則だけど、その際は必ず**「直前まで無料キャンセルができるプラン」**を選ぶようにしている。



無料キャンセル可、ですか?



そう。
旅の途中で急にスケジュールを変更したくなったり、どうしても行けなくなったりすることもあるだろ?
それに、出発が近づいた時に、もっと条件が良くて安いセール部屋が見つかることもある。
そんな時にノーリスクで部屋を乗り換えられるように、無料キャンセル特典は絶対に外せないね。
あと、予約時の注意点として「事前クレジットカード決済」なのか「現地決済」なのかは、ホテルごとに必ず把握しておくこと。
これを勘違いしていると、すでにネットで払ったのに現地でもう一回二重で払っちゃう……なんてトラブルになりかねないからね。
ヨーロッパなどでは、宿泊費とは別に1泊数百円〜千円程度の「観光税(宿泊税)」を現地フロントで現金で払うシステムもあるから、それも頭に置いておくといいよ。



本当に細かいところまで実戦的ですね!
他に、予約時に気をつけるべき「部屋の罠」などはありますか?



時々あるのが、シンガポールなどの大都市に多い**「窓のない部屋(Windowless)」**だね。
私は一人ならあまり気にしないんだけど、以前、妻や母親と一緒にシンガポールへ行った時にうっかり窓なしの部屋を引いてしまってさ。
二人が相当ショックを受けて落ち込んじゃってね(笑)。
フロントに「なんとか窓のある部屋に変えてくれ!」って必死に交渉したんだけど、その日は満室でダメで、「明日なら空くから変更します」と言われて、1泊目はなんとか我慢してもらった苦い思い出がある。
だから家族旅行の時は特に、事前に「窓あり」かどうかを確認した方がいいね。
それから、海外のホテルでは**「荷物預かり」**のサービスをフル活用すること!
朝早くに次の街に着いた時、チェックインの3時まで荷物を持って観光するのは大変でしょ?
だから朝イチでホテルに行って「チェックイン時間まで荷物だけ預かってください」と言えば、大抵のフロントは無料で快く預かってくれる。
逆にチェックアウトが午前10時や11時で、乗る飛行機が夜便の場合も同じ。
「夜の〇時に戻ってくるから、それまで預かって」と言えば、身軽に最後の1日まで観光を楽しめる。
基本はどこも無料だけど、一度カナダのホテルでしっかり有料の手数料を取られたことがあったり、預かり証(バゲージタグ)をくれないアバウトな宿もあったから、そこは確認して交渉した方が安心だね。



なるほど〜!
ホテルを単に寝る場所としてだけでなく、旅の便利な拠点として使い倒すわけですね。
……ちなみにYOSHIさん、世界一周やこれまでの旅の中で、ホテルに関して何か一番印象に残っている面白い思い出はありますか?



それなら、香港のホテルで起きた信じられないくらい面白い出来事があるよ!
ホテルのフロントでチェックインを済ませて、「お部屋までご案内します」と従業員の男性スタッフがついてきてくれたんだ。
エレベーターに乗って、ぐんぐん上へ登っていく。
結構な高層ビルだったんだけど、ずーーっと上の最上階まで登っていくんだよ。
「ずいぶん高いところまで行くんだな」と思っていたら、隣にいるスタッフの男性が、なぜかさっきから私を見てニヤニヤ、ニヤニヤしているんだよ(笑)。
「なんだろう、妙な雰囲気だな……」と思いながら、エレベーターの扉が開いた瞬間、びっくり仰天したね。



えっ、何があったんですか!?



扉が開いたら、そこはなんとホテルの「ビルの屋上(屋外)」だったんだ!
吹き抜ける風の中に、ポツンと一軒家みたいに独立した贅沢な建物がポツンと建っていてさ。
なんとそこが私の客室だったんだよ!
おそらく、会員ステータスのアップグレードで驚きのペントハウスに化けたんだね。
案内してくれたスタッフは、私を驚かせたくてずっとニヤニヤしていたわけさ(笑)。
確かに度肝を抜かれたよ!
小さなプールの横にある独立した部屋には、プライベートベランダがついていて、そこにはなんと贅沢な「ジャグジー(露天風呂)」まで完備されていたんだ!
香港のきらめく高層ビル群を、はるか上空の屋上ジャグジーに浸かりながら見下ろすあの最高の贅沢……
一気にテンションがマックスに跳ね上がったね。
あれは本当に、人生の中でも指折りの最高に面白いサプライズだったな。





ひゃあ〜〜!ビルの屋上にジャグジー付きの秘密の特等席ですか!?
まさに映画の富豪のような体験ですね!
コツコツと同じ予約サイトを使ってステータスを上げたご褒美が、そんな最高の形で返ってくるなんてドラマチックすぎます。
タフな移動を支えるホテルの選び方から、旅を何倍もリッチにするフロント活用術、そして奇跡のようなアップグレードの裏話まで、本当にためになるお話ばかりでした。
さあ、乗り物、持ち物、防犯、そしてホテルの準備まで、世界一周を120%楽しむための最強のノウハウがすべて出揃いました!
読者の皆さん、次回からはいよいよ、この完璧な準備を胸に飛び立った【75日間世界一周ひとり旅:第1カ国目・シンガポール&マレーシア激走編】へと突入します!
どうぞお楽しみに!



最初の国から、長距離バスでのハプニングや美味しい出会いがたくさんあったからね。
楽しみに待っていてほしいな!









