TENちゃんYOSHIさん、こんにちは!
前回からスタートした【75日間世界一周ひとり旅】の連載ですが、今回は旅の成否を分ける超重要テーマ「持ち物・スーツケース・危機管理」のノウハウについてお聞きします。
なんとYOSHIさん、75日間の世界一周を「機内持ち込みサイズ」の小さなキャリーケース1つで回られたそうですね!?



そうなんだよ。
私は海外に行く時、期間に関わらず荷物は絶対に預けない「機内持ち込み派」なんだ。
理由は明確で、荷物を預けると到着した後にターンテーブルで待つ時間がものすごく無駄で読めないだろ?スッとそのまま空港を出たい。
それに海外だと荷物の扱いが荒くて壊れる心配もあるし、何より「ロストバゲージ(荷物の紛失)」のリスクをゼロにしたいからね。
小さいキャリーは現地での移動も本当に楽だから、絶対にお勧めだよ。
ちなみに私が12年前から何十回も海外へ連れて行っている相棒は、「イーグルクリーク(Eagle Creek)」の布製キャリーケース。
これが信じられないくらい丈夫で、いまだにどこも壊れていないんだ。布製だから、お土産とかで多少中身が膨らんでもフレキシブルに収まってくれる優秀なやつさ。





12年も現役!それは凄い信頼性ですね。
でも、75日分の服をそのサイズに収めるのって、普通は無理じゃないですか?



そこで「圧縮袋」の出番さ。
百均などの安いジップロックタイプは海外ですぐ壊れちゃうから、ナイロン製のがっしりした旅行用のスライダー式(昔はイーグルクリーク、今は国内の『リクシア(LIXIA)』という人気のブランド)を愛用しているよ。
中身は、トランクス・靴下・ハンカチを2〜3組、Tシャツとポロシャツを各2枚、パジャマ代わりの短パン、あとは寒い時用の長袖ヒートテック。
これくらいなら 簡単にひとつにコンパクトにまとまっちゃうんだよ。





ええっ!2〜3日分だけですか!?
世界一周となると、暑いハワイから、南半球の冬まで、気温差が激しいですよね?



基本は「重ね着」でしのぐのさ!
シンガポールやハワイみたいな暑い場所はポロシャツ1枚に短パン。
逆に冬の地域では、長袖ヒートテックの上にポロシャツやシャツを重ねて、その上にユニクロの「ウルトラライトダウン」を羽織れば完璧。
このウルトラライトダウンや撥水性のあるウィンドブレーカー(フード付き)は絶対に持っていったほうがいい。
風が強い時は折りたたみ傘よりフード付きアウターの方が役に立つし、何よりフィリピンなんかでもそうだけど、海外の乗り物や建物の中って、クーラーがガンガンに効きすぎて凍えるほど寒い場所が多いからね(笑)。



なるほど〜!
旅の衣類は「コンパクトに畳めて重ね着できるもの」が鉄則なんですね。
ガジェットや電源周りはいかがですか?



カメラは、写真撮影は大好物なんだけど一眼レフは重いからパス。
ポケットに入るしっかりしたコンパクトデジカメ(高級コンデジ)を愛用しているよ。
電源は国によってプラグの形(CタイプやFタイプなど)が違うから事前調査が必須。
あと、海外のホテルの部屋ってコンセントが1箇所しかないこともザラだから、複数同時に充電できるソケットや延長コードがあると便利
……なんだけど、ここで一つ面白いハプニングがあってね。





お、ハプニングですか!?



昔、フィリピンの空港の手荷物検査で、持って行こうとした延長コードが引っかかったんだ。
「なんでこれがダメなの?」って聞いたら、検査官の男が自分の首を絞めるジェスチャーをしてね。
「これで人の首を絞めると危ないから機内持ち込みはダメだ」って言うんだよ!
「それを言ったらネクタイでもベルトでも同じだろ!」と思ったけど、向こうは真面目だからさ(笑)。
諦めて預け荷物に移動させたよ。
だから、コードがない直刺しタイプの一体型マルチソケットが一番お勧めだね。



首を絞めるジェスチャー!(笑)
海外のセキュリティーは時々とんでもない理由で引っかかりますね。
お金や防犯対策のこだわりはありますか?



クレジットカードは必須で、使えないリスクを避けるためにVisaとMastercard、アメックスなど、2ブランド以上に分けて持っておくといい。
現金に関しては、日本円を持って行って現地で両替するより、私は以前からコツコツと外貨の積立をしていて、円安などの場合は、現地のATMを使ってその国の通貨で直接引き出す方法をとっている。
ATMは世界中どこにでもあるし、今みたいな円安の時代は外貨預金からそのまま下ろせる口座があると為替損がなくて本当に便利だよ。
あと、街中での防犯として「小銭入れ」を別に持っている。
大金が入った財布を街中で出すとターゲットにされちゃうからね。
普段の買い物は「小銭しか持ってないよ」という風に小銭入れで払って、お札は別の見えない場所にキープ。
減ってきたら誰もいないところでこっそり補充する、これが基本さ。



さすが徹底しています!
衣類を2〜3着しか持たないとなると、日々の洗濯はどうされているんですか?



2日に1回、ホテルにチェックインした最初の夜に必ず部屋の洗面台で手洗いするんだ。
ただ、海外のホテルってハンガーが少なかったり、干す場所が全然なかったりする。
だから、100均でも買える「洗濯用ロープ」と「洗濯バサミ」は絶対に持参すべきアイテムだね。
あとは、機内でもホテルの部屋でもリラックスできるように、軽いスリッパを1足入れておくと足の疲れが全然違うよ。
最後に、これが一番大事かもしれないけれど、**「パスポートのコピー」と「証明写真の予備」**は必ずキャリーの別のポケットに忍ばせておくこと!



やっぱり、万が一の盗難対策ですか?



そう。
実は昔、香港に出張した時にスリに遭ってパスポートを盗まれちゃったことがあってね。
しかも運悪くそれが日本行きの飛行機に乗る「帰国日」当日だったんだよ!
普通なら絶望してパニックになるところだけど、私はスーツケースにパスポートのコピーと予備の写真をちゃんと保管していた。
それを持って急いで大使館(領事館)に駆け込んで、「今日帰る便なんです、時間がないんです!」って事情を話したら、書類が揃っていたおかげで、なんとわずか1時間ほどで臨時の帰国証明書を発行してもらえたんだ。
おかげで無事に予定通りの飛行機に乗って帰国できた。
あの時は本当にコピーのありがたみが身に沁みたね。



1時間でリカバリー!?
それは凄すぎます……!
危機管理の備えがあったからこそ、大ピンチが「ちょっと焦った思い出」で済んだわけですね。
タフなキャリーケース、重ね着の知恵、そして徹底した防犯と危機管理。
これぞ世界一周を笑顔で完走するための「ポジティブ・トラベラー」の黄金ルールですね!
さあ、荷物と防犯の準備が完璧に整ったところで、次回はこれまた旅のクオリティを左右する【世界一周ノウハウ後編:絶対にハズさないホテルの探し方&予約術】をお届けします。
YOSHIさん、次回も楽しみにしています!



世界一周中のホテル選びには、私なりの絶対に譲れない条件と、アゴダやエクスペディアなどを使った賢い検索テクニックがあるからね。
次回も役立つ話をたっぷりするよ、お楽しみに!









