『おしゃべりブログ』第17回:定年退職で叶えた学生時代からの夢!世界一周ビジネスクラスと1等列車パスを使い倒す「乗り物完全攻略法」

TENちゃん

YOSHIさん、こんにちは!
前回はYOSHIさんのポジティブマインドのルーツである『少女パレアナ』のお話を聞かせていただきました。

そして今回からは、いよいよ読者の皆さんも待ちに待った、2015年に実現した伝説の**【75日間世界一周ひとり旅】**の連載がスタートします!

YOSHIさん

ついにこのお話をする時が来たね!
実は「世界一周ひとり旅」というのは、私が学生の頃からずーーっと抱き続けていた大きな夢だったんだ。
いつか必ず行くぞ、目標は「60歳」と心に決めていた。
会社を勤め上げて定年退職を迎える60歳のタイミングで、絶対に実現させてやるんだってね。

だから、60歳が近づいてきた頃にはもう毎日がワクワクでさ!
世界一周に関するあらゆる本を読み漁っては、夜な夜なノートを広げてルートや計画をどんどん膨らませていったんだ。
今回は、その旅の要となった「乗り物とチケットの準備」についてお話ししよう。

TENちゃん

夢を現実にするための作戦会議、一番楽しい時間ですね!
まず、世界を回るための飛行機チケットはどうされたんですか?

YOSHIさん

世界一周には専用の「世界一周航空券(チケット)」という便利なものがあるんだ。
いくつかのアライアンス(航空連合)から出ているんだけど、私は大のANA好きだから、ANAが加盟している「スターアライアンス」のチケットを選んだよ。
行きたい都市もだいたい網羅されていたからね。

このチケットは、1年間有効で飛行距離(マイル数)によって3つのランクに分かれているんだ。
私は一番お手頃な「最大29,000マイルまで乗れる(15〜16回まで搭乗可能)」という縛りの中でルートを組むことにした。
一方向に進みながら世界を一周するシステムなんだけど、金額的には当時、エコノミークラスで約35万円。
そして、その上の「ビジネスクラス」が……
なんと約68万円だったんだ!

TENちゃん

ええっ!?
世界を何回もビジネスクラスで飛んで68万円ですか!?
それは普通に往復チケットを買うのと比べたら、破格の安さですね!

YOSHIさん

そう、本当に安いでしょ!
だから迷わずビジネスクラスに決めたんだ。
実はそこには、私の中に「もう一つの隠された裏目標」があったからでもあるんだよ。

TENちゃん

裏目標……?
気になります!

YOSHIさん

ふふふ、それはね、この世界一周の飛行だけで、ANAの「50,000マイル(プレミアムポイント)」以上を稼ぎ出して、一生モノの上級会員資格『スーパーフライヤーズカード(SFC)』を申し込める「プラチナ会員」の資格をゲットすることさ!
いわゆる“マイル修行”を兼ねていたんだ。

当時、ビジネスクラスに乗るとエコノミーの1.5倍くらいマイレージが貯まったからね。
計算通り、世界一周のビジネスフライトだけで一気に45,000マイル近くが貯まったよ。
足りない分は、前後で香港やフィリピン、マレーシアなんかを何回か往復して、見事に50,000マイルをオーバーして目標を達成したんだ。

さらに、ビジネスクラスの良いところは「豪華な空港ラウンジ」が使えること。
そこで美味しいご飯を食べて飲み食いできるから、旅先での食費が丸ごと1食分浮くんだよ。

TENちゃん

なるほど!食費の節約にもなるんですね。

YOSHIさん

それだけじゃないよ。
私の世界一周の定番スタイルは「夜に飛び立って、翌朝に次の国に着く」というフライトを選ぶこと。
これなら、飛行機の中でしっかり横になって寝られるから、「ホテル代が丸々1泊分浮く」わけさ!
エコノミーだと体がバキバキになっちゃうけれど、フルフラットになるビジネスクラスなら寝心地も抜群だから、翌朝から元気に観光できる。
まさに一石二鳥、三鳥の作戦だったんだ。

ただ、この世界一周チケットを買う時は、事前に「何月何日の何時発、どこどこの都市行き」という全行程のフライトを、日本を出発する前にすべて細かく指定して入力しなきゃいけない。
ルートに逆戻りなどの違反がないかシステムでチェックされて、オッケーが出て初めてお金を払って発券できる仕組みなんだ。

私はもともと海や湖、運河、港といった「水のある美しい景色」が大好きだから、ベネチアやマルセイユ、ブリュージュといった行きたかった水辺の都市をどんどん繋いで、パズルのようにルートを作っていくのが最高に楽しかったね。

TENちゃん

飛行機のルートを考えるだけで何日も楽しめそうです!
でも、29,000マイルの縛りがあると、ヨーロッパの細かい移動まで全部飛行機にしたら、すぐにマイルが足りなくなっちゃいませんか?

YOSHIさん

まさにその通り!
全部飛行機で飛ぶとあっという間にパンクしちゃう。
そこで編み出した作戦が、ヨーロッパの移動をすべて「陸路の列車」にするという『オープンジョー』作戦さ!

まず日本を出てから、シンガポール ➔ オーストラリアのパース ➔ ニュージーランドのオークランド ➔ ホノルル ➔ カナダのバンクーバー ➔ モントリオール ➔ ロンドン ➔ ベルギーのブリュッセル、ここまでは世界一周チケットの飛行機で一気に飛ぶ。

で、このブリュッセルで一度飛行機を降りて、そこから最後のフランス・パリまでの約1ヶ月間は、丸ごと「列車旅」に切り替えたんだ。
そして最終的に、パリから羽田へ帰る飛行機に乗る。
これでちょうど綺麗に29,000マイルに収まったんだよ。

TENちゃん

素晴らしい!
ヨーロッパを列車で縦横無尽に旅するなんて、聞いているだけでロマンがありますね。
その列車のチケットはどうされたんですか?

YOSHIさん

ヨーロッパの鉄道が乗り放題になる『ユーレイルパス』の30日間有効のパスを買ったんだ。
当時、ちょうど「+5日間おまけキャンペーン」をやっていたから、同じ値段で35日間も有効になってね。
金額は当時で約13万円だったかな。

しかもこれ、なんと「1等車両」に乗れるパスなんだよ!

TENちゃん

ヨーロッパの列車の1等車!
贅沢ですね〜!

YOSHIさん

これが本当に最高でね!
飛行機と同じように、出発前には主要駅にある「1等車専用ラウンジ」が使えて、コーヒーやケーキを無料で楽しめたし、列車によっては座席に座っているだけで美味しい飲み物や軽食がサーブされるサービスもあったんだ。
座席もゆったりしていて静かだし、私はもともと列車の旅が大好きだから、本当に夢のような移動時間だったよ。

このパスを使って、ブリュッセルから「天井のない美術館」と呼ばれるブリュージュ、アムステルダム、コペンハーゲン、ハンブルク、ベルリン、プラハ、ウィーン、ザルツブルク、ベネチア、ミラノ、ニース、マルセイユ、リヨン、ベルン、フランクフルト、そしてパリへ……。
だいたいどの街にも2泊ずつしながら、素晴らしい景色を車窓から眺めて移動したんだ。

TENちゃん

飛行機、1等列車、バス……
まさに乗り物好きにはたまらない完璧なグランドツアーですね!

YOSHIさん

他にもね、カナダのモントリオールからケベックシティまでVIA鉄道という列車で往復して2泊したり、旅の始まりにはシンガポールからマレーシアのクアラルンプールまで長距離バスで往復したり、ロンドンでは現地に住む友人の車を運転してもらってコッツウォルズの美しい田舎町を回って1泊するドライブしたり……。

振り返ると、本当にたくさんの国で、たくさんの大好きな乗り物たちに揺られた素晴らしい「準備と移動」の計画だったよ。

TENちゃん

綿密に計算されたルートと、ビジネスクラスや1等車パスを使いこなす大人の知恵。
これぞまさに「ポジティブ・トラベラー」の真骨頂ですね!
これだけで1本の旅の教科書ができそうです。

さあ、乗り物の準備が完璧に整ったところで、次回は世界一周を支えた「こだわりの持ち物やスーツケース、そしてハズさないホテル選びのノウハウ」についてお聞きしていきたいと思います!
YOSHIさん、次回もよろしくお願いします!

YOSHIさん

75日間の長旅をひとつのスーツケースでどう快適に過ごすか、ホテルの探し方にも自分なりのこだわりがあるからね。
次回も役立つお話をたくさん用意しているから、楽しみにしていてね!

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